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0075 『ゼノブレイド3』クリアした感想 ネタバレ無し編 不満点もあるけど完成度が高い優等生作品

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  『ゼノブレイド3』をクリア。 コンプリートはしていないが、難易度ハード、プレイ時間170時間くらい、ヒーロー全員クラス20開放、サブクエストも残り数個、ユニークも残り数体くらいなので、大体のコンテンツを遊んだところで感想をまとめておく。 端的な感想を述べると「細かい不満はあるが、高水準・高クオリティーな優等生作品」。 ゲームの完成度として見た時、親切、ボリュームがすごい、遊びやすい、キャラクターも良い、グラフィックも良い、設定も凝っている、ゲームバランスもいい、音楽がいい、などなど悪い点が少ない。 ストーリーに関してはかなり好き嫌いが出ると思う。私は悪くないと思った。(ただ後述する演出面は嫌い) あえて悪い点を挙げるならば「ゼノブレイド1,2よりも総合点は高いが、飛び抜けて良いと語れる部分が薄い」という感じだろうか。 これは1,2と比べての話なので、この作品単体で見た時に悪い点とはならない。 それほど高水準な出来だ。 なかなかこれほどの高クオリティー作品に出会うことは無いと思うので、気になっている人は是非遊んでみて欲しい。 ではネタバレ無しの細かい感想に入る。 あくまでも個人の感想なので「こういう人もいるんだね」程度に読んで欲しい。 簡単に筆者のゼノ歴。 ゼノギアス、ゼノサーガ1,2、ゼノブレイド1,2,3、ゼノクロ途中。 ゼノブレイド1はWiiとSwitchどっちもプレイ。 シリーズで一番好きなのはゼノブレイド1DE。 ネタバレ無しの感想 「ゼノブレイド」とはどういう作品だろうか。 一番分かりやすい紹介が「一人で遊ぶMMORPG」だと思っている。 この説明だとちょっとつまらなそうに感じるかも知れないが、特徴である広いマップ、戦闘システムなんかが似ている。 では「ゼノ」シリーズとは?となると話が長くなるので割愛する。ググると出てくるので興味がある人は調べてみて欲しい。 ゼノブレイド3の話をしよう。 今作の特徴は?と聞かれると少し困る。 面白い要素はたくさん挙げられるのだが、ゼノブレイド3最大の特徴は正直に言うとぱっと出て来ない。 挙げられる特徴としてストーリー・キャラクター・音楽・戦闘システムなど、あらゆる面でゼノブレイド1,2をうまく融合させている点があるが、1,2の融合が3のオリジナリティ・特徴と考えていいかは少し疑問である。 だが、この融合はかなり上手く表

0073 スマブラSPの初心者に向けた個人的おすすめ上達ルート

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  本当に今から始めるスマブラSP初心者のための上達ルート スマブラ上達したい!その気持ち、わかる。 だけどどうすればいいか分からない。上級者の言っている事が最初から難しい。 そんな人も多いはず。 この記事を書いたのは、これだけプレイ人口が増え続けているゲームだから3年以上経過した今でも初心者が多いだろうということと、上級者達が言っている事はゲームに慣れている前提の話が多かったので、本当に初心者向けで自分が思っていることを整理して書いておこうと思ったからだ。 スマブラSPでのアイテムなしタイマンである程度戦えるようになりたいと考えている人向け。 ベースはスマブラSPの話をしているが、全体としてゲームを上達するためには、という風にも取れると思うので参考にしてもらいたい。 目次 ・ゲームは楽しむというのが原点 ・スマブラSPを知ることから始める ・人は一人ではモチベーションが続かない ・自分のこだわりは捨て、上級者をコピーする ・中級者目線での上級者になるには ・まとめ ゲームは楽しむというのが原点 スマブラSP購入おめでとう!! ハマる人はこのゲームで無限に遊べるぞ!! 早く上達する方法を知りたい? まぁまぁ焦らずに聞いて欲しい。 最初に自分自身で確認して欲しいのが「なぜ上達したいか」だ。 スマブラSP以外でもそうだが、何か上達しようとする時に、自分がなぜそうしたいのか、どこまで上達したいのか、目標はどこにあるのかを明確にしておくことはすごく大切だ。 理由はなんでもいい。友達に勝ちたいから、ネット対戦でボコボコにされたから、などなど個人で理由は様々あるだろう。 最初にこの理由を明確にしておく理由がある。 上達するには、どこかでほぼ必ずと言っていいほど、あんまりやりたくない事をやらなければ上達できない、という場面が訪れるからだ。 その場面になった時、まず原点を思い出して欲しい。 スマブラSPはゲームであり、楽しむことを目的とした遊びであることだ。 当然、勝ち負けがあるゲームである。勝ったほうが楽しいし、負けると悔しい。 だが勝つために座学したり、リプレイを撮って見直したり、トレーニングモードで反復練習したり、、、そこまでしてでも上達したいのかは迷った時は自分に確認した方がいい。 練習や勉強をして上達する事は楽しいことではあるが、こと対戦ゲームにおいては、それらに生活のす

0072 『メトロイド ドレッド』クリアした感想、メトロイド未経験の人にこそ遊んで欲しい理由

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   『メトロイド ドレッド』クリア。  ノーマルとハード両方でアイテム100%と4時間以内クリアをしてクリア特典で見られるギャラリーの絵を全て開放。  バグやグリッチなどを使って遊ぶ気はそこまで無いので、これで概ねこの作品を一通り遊んだだろう。  この作品に触れた直後の興奮はもちろん薄れてはいるが、それでも私の評価は4週以上しても変わっていない。    結論を言うと、私の中ではシリーズ最高の作品であり、私個人がプレイした2D横スクロールアクションゲームの中でも最高に動かすだけで楽しいゲームだった。  この「動かすだけで楽しい」というのは個人的にアクションゲームでの最大の賛辞だ。  最初は、ネタバレ無しの感想。その後、ネタバレ有りで書いていく。  簡単に自分のメトロイドプレイ歴だが、中学生くらいの時に3をプレイし、その後発売ごとにプライム1,2,3、アザーM、期間が空いて大人になってから1をプレイし、2リメイクをプレイ。そして今作5であるドレッドだ。4はプレイしていない。(プレイしたい)  他の外伝も未プレイ。大人になってからピンボールが好きになったのでメトロイドピンボールめちゃくちゃやりたい。 ネタバレ無しの感想  メトロイドシリーズのジャンルを一言で言うと探索アクションだ。  「探索アクション」を簡単に説明すると、ゲームを進めていると自分のジャンプ力では登れない崖がある。諦めて他の道を進むとジャンプ力アップのアイテムを入手。先程の登れない崖を無事超えることができた。これが探索アクションだ。  文章で説明すると単純なものだが、実際にプレイするとこの達成感・開放感や自分が進化し強くなる感覚はとても興奮する体験だ。  今作も探索の魅力は健在である。  だが、それよりももっと私が魅力的に感じた部分がある。  それは、探索アクションの「アクション」部分だ。 キャラクターを動かすだけで楽しい  個人的に今作メトロイドドレッド最高の魅力は、「主人公サムス・アランを最高に気持ちよく動かせる事」である。  アクションゲームは様々あるけど、動かして気持ちいいレベルの作品はとても希少だ。  操作キャラクターは自分の分身であるが、ボタンを押してキャラクターが動けばそれが「動かして気持ちいい」、となるわけでは無い。  操作する人が思った通りに動かなければならないのだ。ジャンプボタンを押し

0071 ゴジラS.P. 感想

ゴジラSP 最終13話まで見ました マジのネタバレがあるので絶対に最後までアニメを見てから読んでください!! 殴り書き! 考察とかで間違いあるかも! あー…いいSFだった(全体の感想) 最初に不満を書いていこうと思う。不満は3つ。 後半になるにつれてゴジラなどの怪獣の存在が話の舞台装置の役割しかしていなかったように思う。 映像上ではゴジラや怪獣と戦っているが、実際の驚異は「破局」という決められた世界の破滅というよく分からないものであり、ゴジラSPというタイトルながらゴジラの影が少し薄いように感じた。 後半になるにつれて登場人物の作画は少し怪しかった。 だけど、CGとアニメの融合がうまくいっており、ジェットジャガーと怪獣の戦闘などはむしろ見ごたえがあった。 欠点でもあり魅力でもある部分として、難しすぎる。 ペロ2とジェットジャガーのAIが優秀すぎるうえに(それを描く物語でもあるんだけど、、、) それを進化させ続けたユンとメイも優秀、筋肉野郎のハベルでさえも優秀、周りの人も優秀すぎて会話が半分くらいしか分からないw 高次元の話とか時間軸の話ははっきりとは理解出来ていない。 だけど、SFはそれでいい。分かる部分を楽しんで、分からない部分は調べて想像して楽しむ。 誰かの考察を読んだりも楽しい。 全てを分かりやすく説明する現代の作風には合わないかもしれないけど、ちょっとでも琴線に触れたらSF入門としていい感じな作品だと思う。 さてさて、このアニメを要約すると、2人の天才から生み出された2人のAIから生まれた子供が、ゴジラなどの怪獣(特異点)によって起こされる「破局」という名の世界の終わりを止める話。 タイトルにある「シンギュラ・ポイント」とは「特異点」という意味であるが、もう一つ「AIが人類を超えるタイミング」(シンギュラリティ)という意味もある。 改めて「特異点」とは何か?であるが、これは基準から外れる存在の総称的に使用される。 アニメ内では怪獣、紅塵、ゴジラ、、、ここらへんはアーキタイプが元となっているので、根本的な特異点はアーキタイプと予想される。 分からない部分として、怪獣たちはそのものが超計算機みたいな機能を持っていた(未来を見ていた)ことや、1つの超計算機であるのか、それとも銀河そのものという比喩があったりなど、 アーキタイプ生物達の目的とか本能が結局の所わからな

0070 スクエニへの勝手な失望と勝手な期待、ゲームを作る難しさなどなど

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   みなさんスクエア・エニックスのゲームは好きだろうか?  ゲームをプレイしたことがあれば多くの人が好きな作品があると答える思う。  私も好きな作品はある。  だが、あえて強く言わせてもらおう。  最近のスクエニ作品は駄作・佳作しか無い。ゲーム制作がユーザーが本当に求めるものからズレてきていて「出せば買うでしょ?」とナメられている感じすらある。  同様の違和感を感じた人はいないか。  今回はスクエニ最近なんとなく微妙だな、なんでこうなったんだろうか?と感じるがなんでだろう?  だが、それでも期待してしまうという話をしていく。  以降の話はあくまでも私個人の意見や感想である。 FF7Rへの失望  この話題で多くの人が想像するのが『FF7R』であると思う。  確かにFF7Rは最近感じるスクエニへの不信感の塊のような作品だったように思う。    FF7Rは4部作ともそれ以上とも言われており、さらに『FF7R インターグレード』も存在する。(FF7Rに追加コンテンツが付随されてPS5でクオリティアップして発売されるもの。9878円。PS4からPS5にアプデお引越しの場合2000円くらい。PS4版DLCは無いらしい。)    この時点でもう私が言いたいことが分かるであろうけど、一応補足をしていく。  FF7Rについて。  元祖FF7のリメイクであり、ゲーム性、映像、イベントを大きく変更、ストーリーを改良し根幹やキャラクターはFF7であるが全く別のゲームとなっている。  物語はミッドガル脱出までで、元祖FF7とストーリーが異なる可能性があると考察されている。  映像クオリティは非常に高く、ゲーム性もコマンドバトルからアクション要素を追加。元祖FF7には居なかったキャラクターやイベントも多数追加された。元祖FF7では描くのが難しかった緻密に作られた世界を見事に描写。  ミッドガル脱出までのストーリーでありながらプレイ時間も30時間ほどでクリア可能で、やり込みとしてストーリーとは関係ない強敵もいる。  なるほど。  ゲーム評価やレビュー・プレイ動画を見るのが好きなので発売当初に様々な感想・評価・動画を見たが、プレイした人の評価は良い。  FF7Rがミッドガル脱出までだと知ってプレイしている人は概ね満足しているようだった。  ストーリーが途中で終わるという事を知らずに購入した人もい

0069 茂名見 英吾『サマー・ゲーム』を推す。感想とか。

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      小説『サマー・ゲーム』 著者:茂名見 英吾(もなみ えいご)   Amazonページ      『サマー・ゲーム』は私にとって、自分を見つめ直し、他人を理解しようとし、視野を広げるために必要だった作品だ。自分を形作る上で無くてはならなかった存在である。  退屈、日々の停滞感、他人を理解できない時などに、いつもこの作品を思い出す。    そんな自分にとって影響力が大きい作品を忘れてはいけない。ということで、インターネットの片隅に感想としてこの作品の痕跡を残しておく。  明確なネタバレは無いが、多少内容にも触れる。  内容に触れる為に、本誌の公式あらすじだけ記載しておく。  小学六年生の夏生は、未来に失望した少年だった。夏休みが始まったある熱帯夜、コンビニでたむろしていた仲間とともにひとりの中年男をオヤジ狩りするが、ふとしたことからその中年男が余命数ヵ月であることを知り、死にゆくための想い出集めの旅に興味を持つ。 未来に失望した少年と余命数ヵ月の中年男  少年と中年男の物語というだけでは興味を持つことはそうそう無いだろう。  ただ中年男は余命数ヶ月であり、命が尽きる前に過去の思い出を集めている。ここに興味を惹かれる人は多いと思う。  人はなかなか自分の人生について真剣に考えない。自分の死についても同様だ。  だが、他人の人生や死は興味深いものだ。  この物語は少年の視点で書かれている。名前は夏生(なつき)。  夏生は小学6年生にしては人一倍ませていて、家庭環境や性格や体格など様々な要因から、将来にも現在にも自分自身にも友達にも何も興味が持て無くなった。  同年代の他人が楽しそうにしてることに惹かれつつもそこには身を置かない、流されたくない、冷めて達観したような、そんな思春期の少年。  最近では意味合いや使い方が変化してきているが、中二病と表現しても差し支えないだろう。  そんな彼が未知の存在として興味が湧いたのが「死」だった。  まだ若い夏生は死を間近で見ることも深く考える事も無かった。彼の中でひょんな事で出会った「中年のおっさん」は自分にとって数少ない興味対象である死への好奇心を満たすかもしれない存在へと変化していった。    中年男の名前は袴田(はかまだ)。  年齢は物語の中でもはっきりと記載されていないが45~55歳くらい。  死を宣告されてからどうい

0068 『バディミッションBOND』クリアの感想と書き散らし、購入迷っている人向けの指標など

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 『バディミッションBOND』フルコンプリート。  結論から言うと、不満点はあるけど飛び抜けてシナリオ展開が良いため+5億点、みたいな作品。  前半はネタバレなし、後半はネタバレありの感想を書いていく。  気になっているけど未プレイで迷っている状態でここにたどり着いた人は前半のネタバレなし部分を参考に。  感想はあくまで個人の感想。  共感する人もいればぜんぜん違うと感じる人もいる。  みんな違ってみんな良い精神で読んで欲しい。  参考:私は3X歳、男性。プレイ時間は寝落ちしたとかも含めて65時間くらい。 ネタバレなし感想  まずはマイナスポイントから書いていく。  ・QTE (Quick time event) がいろいろな意味で極悪。QTEとは、ムービー中などに「スティックを回せ!」「L+Rを押して避けろ!」とかの操作を要求してくるイベント。  ・周回したくなる要素があるのに周回がだるい。対策はあるけど「そこでセーブできないんかい」って場所があったりする。  ・親切設計な謎解きのため、文章がやや繰り返しになりがち。  マイナスポイントはコレくらい。  2つ目と3つ目は個人的にマイナスポイントだけど、気にならない人も居ると思う。    だけど1つめのQTE。これだけは本当に物申したい!  ゲームにQTEを入れることが悪なわけではない。これをゲーム性のメインとしたり、QTEでゲーム難易度の調整を図ったりするのが悪なのだ。  QTEを入れるなら気持ちよくクリアさせてくれ。  私はアクションや音ゲーが苦手じゃないのでほぼミスしてないのにこのQTEではストレスが溜まる。フルコンでもストレス溜まるってアカンでしょ。タイミング判定が厳しいとかではなく、まずどこを狙えば良いのか分からないし、QTEの場面で動作が重くなったりで、いろいろキツイ。  これはアプデとかで直るなら判定をゆるくするとかで良いから調整して欲しいポイント。  さて、マイナスポイントはこれくらいにしておこう。逆に言うとマイナスポイントはこれくらいしか無い。本当にこれだけは!というのはQTEくらいで、あとは楽しいシナリオが待っている。  ただ、このゲームで間違えて欲しくないのは「誰でも楽しめる万人向けな作品では無い」ということ。  先に私個人の見解でこの作品はどういう人向けかを書いていく。 この作品をオススメする